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君がいる風景

第17章 ショッピング



耳許で囁かれたセリフに思わず頬の筋肉が
緩んじまった。



だったら、コレ俺んちに置いててもいい?
2人で御飯食べるときに使ってもいいかな?


翔ちゃんのやわらかな声
この何の気なしの小悪魔的な発言。

思わずとなりに飾ってあった色違いを手に
とってみて、2人でお揃いとかも有りかもなんて
のん気に考えてると
ラッピングし終わった商品を持った翔ちゃんが
お腹空いたねって言ってきたから


美味そうなスイーツの看板のあがってる店を
見つけてはいることにする。



生クリームがたっぷりのったパンケーキを
見つめてるうれしそうな笑顔


カフェラテをストローで飲みながら
ケーキを美味そうに食べる顔はマジで可愛くって
抱きしめたくなる衝動を覚えるほど。

「ねえ智くん、明日の誕生日会の事だけど
朝から掃除とかするなら俺も手伝うよ。
何時に行けばいい?」

「朝早くとか大変だし、面倒だから良かったら
今夜うちに泊まりに来なよ?」

「いいの?」


もちろんっいいに決まってんじゃん!
かわいい翔ちゃんと2人きりのバースデー前夜祭
オッシヤァァァァ!!

テーブルの下でガッツポーズを作ってみせた。


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