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第4章 ずきずき






一晩明け、今日は入学式前日。クラス発表の日だ。



カーテンをあけ、空を見上げた。

なんて清々しい朝だ。

両手を胸の前に組んで神に祈る。




N(どうか、どうか翔くんとだけは!!
同じクラスになりませんように・・・!)←必死


M「・・・ニノミヤサン?」


はっ!


N「じゅ、準備できた?早くいこっ!」







昨日、松本くんが部屋に帰ってきたのは

7時過ぎになってからだった。


戻ってきた松本くんを夜ご飯を誘うと

"もう他の人と食べてきた"って言って。

結局相葉くんと二人で食堂に行った。

食事後部屋に戻っても、

松本くんは相葉くん同様、

俺が突然逃げだしたことに関しては

何も聞いてこなかった。








M「あ、そういえば雅紀も一緒にいくってさ。」




ドタドタドタドタっ
ガチャガチャン!バァン!!!←



A「おっはよーーー♡!! 」



NM「うるせーよ!!笑」



N「もー、ノックぐらいしろよ・・・な?」



相葉くんの後ろから表れた姿を見て

思わず息が止まるかと思った。



S「・・・おはよう、ございます。」



昨日からモヤモヤの原因。

俺のいま一番会いたくない人。



N「・・・。」



A「おれの相部屋の翔ちゃんだよ♡!
みんな仲良くしてねー! 」



なんでだよ。

昨日ので俺と翔くんの間に

なんかあったことくらいわかるだろ?



M「お、一緒にいく? 」



S「あ、うん・・・俺もいい? 」



A「ね、翔ちゃんまだ友達いないんだって!
みんなで一緒にいこー! 」



N「・・・ 」







そっか。




翔くんまた俺の居場所をなくすつもりなんだ。








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