more & more
第4章 ずきずき
N「・・・俺いかない。」
S「にのみやくん、」
N「3人でいきなよ、俺はいかない。」
ほら、これで翔くんの思い通りだろ。
チビで華奢なオカマヤローを孤立させて満足か?
A「にのちゃん・・・」
N「なんだよ・・・ 」
A「大丈夫だから。」
ぎゅっと手を繋がれる。
N「いいよ、俺、そういうの。」
A「そういうのってなに?翔ちゃんはね、
にのちゃんと仲良くなりたいんだって。
だから連れてきたんだよ。」
N「…そんなん嘘だよ。」
そんなこといって、また裏切られるんだ。
二度も同じ手はくらわない。
S「・・・。」
ちらっと目線を翔くんに向けると
眉毛を下げて泣きそうな顔をしている。
なんでお前が。
N「俺、1人の方が楽だし。
みんなで、とか苦手なんだわ。」
だから気にしないでっていうと、
今度は相葉くんが泣きそうな顔して俺をみる。
ちょっとだけ、ツキンと心が痛んだ。