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第5章 とくとく






6月16日。金曜日。






O「んじゃ、明日11時に駅前な。」



N「おう。ついたらLINEするわ。」



じゃーねー、と言って鞄を持ち

おーちゃんは美術室へと部活しにいった。






N「っさてと……。」



荷物をまとめ、俺も帰る用意を始める。

相葉くんはすでにダッシュで

部活へと行ってしまった。








散々お祝いしなきゃね!とか騒いでたくせに

相葉くんから、その後

俺の誕生日の話題が出ることはなかった。





別に寂しくないし。

なんなら去年までは祝ってくれるのは

家族だけだったし。←







もう一回言うけど、

別に寂しくないし。

















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