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第29章 なみなみ






M「…ちょうどいいや。にの、
ほんとは一緒に買うつもりだったんだけど…
翔くんの誕生日プレゼント買うの、
付き合ってくれない?
土曜でも日曜でもいいから。」



N「え?おれぇ?」



M「うん、1人ってーのもなんだから、
付いてきてよ。」



寒いし休みの日に外出とかめんどすぎる。

まーくんを生贄にして断ろうか、とも考えたが





M「・・・・! 」






キラキラと期待に満ちた目で

まっすぐ俺を見つめる潤くん。








負けるな俺・・・!

お前にはこの週末、世界を平和にする、

という最重要ミッションがあるんだぞ…!←







N「・・・いや、俺さ…」







M「・・・(キラキラ)」














負けるな・・・。











M「…ダメ? 」←しょぼん
















・・・。










N「〜っんまぁ、、、
付いていくくらいならいいけど… 」←負けた



M「ありがと!」







ずっと思ってたけど潤くんってたまに

恐ろしいほど甘え上手な一面を出してくる。





そういや末っ子長男だっつってたっけ・・・。





N「・・・土日どっちでも。
時間も潤くんに任せるよ。」





M「わかった、じゃあ土曜日
部活終わったら行こ!」






すっかりご機嫌になった潤くんに

気づかれぬよう小さく溜息を漏らすと、

スマホを手に取りメッセージを送った。







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