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第34章 飛花落葉
ホームルームが終わり、
移動教室のためにたちあがったときに、
ざわざわっと廊下の方で声が上がった。
ん?とそちらに目線を向ければ、
O「ひっさしぶり〜♡」
教室の後ろの扉から
ヒラヒラとこちらに手を振るおーちゃんが現れた。
M「え!!帰ってきてたの!! 」
潤とハイタッチして再会を喜ぶおーちゃん。
1年ぶりに見るおーちゃんは
少しばかり肌が焼けていて、
長かった前髪はおでこが見えるようにあげられて
若干垢抜けたような気がした。
O「相葉ちゃんも。久しぶり。」
A「あ、うん。久しぶり…」
ふにゃっと笑いかけたおーちゃんに、
俺はちゃんと笑えていただろうか。
O「今日久しぶりにさ、お昼食べようよ。4人で」
お土産もあるし、と言ったおーちゃんは、
それだけ言うと自分の教室へと戻っていった。