
子猫カンフェス
第1章 子猫カンフェス
少し暗くなり始めた公園で――――…僕と啓二さんは並んでベンチに座ります
はぁ…なんて言われるか予想外つきます
僕だって――――…バカじゃないんです
「この間は――――…変な事して悪かった」
――――ほら、謝罪が始まる…悪いのは啓二さんじゃないのに
「――――いえ…僕の方こそ…ご迷惑を…」
はぁ……僕の初恋…終わってしまいそうです…
やっぱり僕は変態で――――…
啓二さんは普通なんです…付き合わせてしまって本当に申し訳ないと思っています
「ユナ――――…俺な…やっぱり…」
ビクンっと肩に、力が入ってしまいます!!
もう――――…これ以上!聞きたくない!!
「ユナの事!!気になって――――…ダメみたいなんだよ!
こんなおっさんで、申し訳ないけど!俺の…恋人に――――…ならないか?!」
「お願い!僕を嫌いにならないで!!」
「「え?」」
僕と啓二さんは向き合い――――…
互いを食い入るように見つめてしまいます…
「――――…ユナ…?」
「///啓二…さん?え?!“恋人”?!」
