1985年空は蒼かった~イノセントスカイ
第56章 アタシも彼氏いないし…
んー、どうしようか?
いいや、この弁当だけにしよう
「ご馳走さまでした。ケッコー美味かったでした」
波多野にお礼を言って空の弁当箱を返した
「いいえ、どういたしまして」
そう言って波多野は弁当箱をバッグに閉まった
「あ、そうだ小野っち、優子とはどうなったの?」
いきなり杉下の話を振ってきた
ていう事は知らないのか、アイツに彼氏が出来た事を
目の前のヤツに告白して断られて、挙げ句に自分の事を好きだって女からは彼氏が出来たなんてこっ恥ずかしいじゃないか
「アイツ彼氏が出来たらしいよ」
「ウソー!優子彼氏が出来たの?」
目をパチパチさせながら波多野は驚いた様に声を上げた
「うん、この前連絡があって彼氏と一緒に海に行かないか?って言われた」
「で、小野っち一緒に行くの?」
「行くわけないだろがよっ!アイツの彼氏と一緒に海行って何が楽しいっつーんだよ」
二人の間に何で入って行かにゃならんのだ
「だって優子、絶対小野っちの事好きだったんだよ」
「何言ってやがんだ、お前がそんな事言うからオレはてっきり告白されるのかってアホみたいに期待してたんだぞ!で、終いには、彼氏出来たからその報告なんてぼざきやがって、あの女!」
「うゎ~小野っち可愛そう…」
「バカヤロー!オメーが余計な事言うからだよ!」
「えーっ、アタシのせい?」
「少しでも期待したオレがあまりにもマヌケだった」
ホントにありゃマヌケだった…今思い出しても情けないったりゃありゃしない
「そっかぁ、優子彼氏出来たんだ」
「で、お前は彼氏出来たのか?」
波多野は笑いながら
「いるワケないでしょっ!アタシだって彼氏居たらいいなぁって思ってるけど、なかなか居ないわよ」
(いないのか…どうする?波多野は杉下に遠慮してオレに告白を…いや、また同じ事になったらイヤだ、自殺モンだ!それだけは止めておこう)
いいや、この弁当だけにしよう
「ご馳走さまでした。ケッコー美味かったでした」
波多野にお礼を言って空の弁当箱を返した
「いいえ、どういたしまして」
そう言って波多野は弁当箱をバッグに閉まった
「あ、そうだ小野っち、優子とはどうなったの?」
いきなり杉下の話を振ってきた
ていう事は知らないのか、アイツに彼氏が出来た事を
目の前のヤツに告白して断られて、挙げ句に自分の事を好きだって女からは彼氏が出来たなんてこっ恥ずかしいじゃないか
「アイツ彼氏が出来たらしいよ」
「ウソー!優子彼氏が出来たの?」
目をパチパチさせながら波多野は驚いた様に声を上げた
「うん、この前連絡があって彼氏と一緒に海に行かないか?って言われた」
「で、小野っち一緒に行くの?」
「行くわけないだろがよっ!アイツの彼氏と一緒に海行って何が楽しいっつーんだよ」
二人の間に何で入って行かにゃならんのだ
「だって優子、絶対小野っちの事好きだったんだよ」
「何言ってやがんだ、お前がそんな事言うからオレはてっきり告白されるのかってアホみたいに期待してたんだぞ!で、終いには、彼氏出来たからその報告なんてぼざきやがって、あの女!」
「うゎ~小野っち可愛そう…」
「バカヤロー!オメーが余計な事言うからだよ!」
「えーっ、アタシのせい?」
「少しでも期待したオレがあまりにもマヌケだった」
ホントにありゃマヌケだった…今思い出しても情けないったりゃありゃしない
「そっかぁ、優子彼氏出来たんだ」
「で、お前は彼氏出来たのか?」
波多野は笑いながら
「いるワケないでしょっ!アタシだって彼氏居たらいいなぁって思ってるけど、なかなか居ないわよ」
(いないのか…どうする?波多野は杉下に遠慮してオレに告白を…いや、また同じ事になったらイヤだ、自殺モンだ!それだけは止めておこう)