1985年空は蒼かった~イノセントスカイ
第71章 あの店でバイトしてたのか?
波多野といつものように駅で待ち合わせて、電車に乗り込んだ
いつもならセーラーズやパーソンズのシャツを着ていた波多野だが、この日は白いブラウスにノースリーブのインナー、スキニーなジーンズにパンプス、身体の線を強調するかのようなファッションだった
顔は薄くメイクをして、髪をポニーテールっぽく後ろでまとめていた
中学の頃は、クラスで4番目か5番目くらいの可愛い子という感じだったが、高校に入り、大人びた雰囲気をも醸し出していた
「小野っち、腕真っ赤だね!もうヒリヒリしないの?」
まだ背中がヒリヒリと痛い
まぁせっかくのお誘いだから多少の痛みはガマンだ
「やっぱ色白のヤツが日焼けなんてするもんじゃないよな。真っ赤になって痛いだけだよ」
僕はこのくそ暑いのに長袖のシャツを着ていた
これ以上日焼けしたくないからだ
「顔も真っ赤だよね?ヒリヒリしない?」
心配そうに顔を覗きこむ
確かに鏡で見ると酔っぱらいのように赤い
「渋谷ってどこら辺に行くの?」
「えぇ~、渋谷っていったら渋谷界隈じゃん。何か行きたくなったから小野っち誘ってみたの。行きたくないの?」
「んー、いや渋谷って前に一度行ったきりだったからよく知らないんだよね」
「いいよ別に。特にここに行こうっていう場所はないから」
「それよかさ…」
「ん?なぁに?」
「帰りまた寝過ごしたらマヌケだよな」
「アッハハハハハ、ホントだよね!いつも寝過ごしてるよねアタシ達(笑)」
いつもならセーラーズやパーソンズのシャツを着ていた波多野だが、この日は白いブラウスにノースリーブのインナー、スキニーなジーンズにパンプス、身体の線を強調するかのようなファッションだった
顔は薄くメイクをして、髪をポニーテールっぽく後ろでまとめていた
中学の頃は、クラスで4番目か5番目くらいの可愛い子という感じだったが、高校に入り、大人びた雰囲気をも醸し出していた
「小野っち、腕真っ赤だね!もうヒリヒリしないの?」
まだ背中がヒリヒリと痛い
まぁせっかくのお誘いだから多少の痛みはガマンだ
「やっぱ色白のヤツが日焼けなんてするもんじゃないよな。真っ赤になって痛いだけだよ」
僕はこのくそ暑いのに長袖のシャツを着ていた
これ以上日焼けしたくないからだ
「顔も真っ赤だよね?ヒリヒリしない?」
心配そうに顔を覗きこむ
確かに鏡で見ると酔っぱらいのように赤い
「渋谷ってどこら辺に行くの?」
「えぇ~、渋谷っていったら渋谷界隈じゃん。何か行きたくなったから小野っち誘ってみたの。行きたくないの?」
「んー、いや渋谷って前に一度行ったきりだったからよく知らないんだよね」
「いいよ別に。特にここに行こうっていう場所はないから」
「それよかさ…」
「ん?なぁに?」
「帰りまた寝過ごしたらマヌケだよな」
「アッハハハハハ、ホントだよね!いつも寝過ごしてるよねアタシ達(笑)」