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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ

第76章 科目に柔道がある学校

僕の行ってた学校は、体育とは別に柔道という科目があった
柔道は中学の体育の時間で何度かやった事があるし、中1の頃は柔道部に所属していた。

空手とかボクシングみたいな打撃系の格闘技には興味あったが、柔道は投げて寝技で押さえ込むというイメージしか無く、パンチやキックで相手をKOする打撃系と比べて、地味なイメージもあったし、ケンカじゃ使えないだろう!
という先入観もあった。

で、その柔道の授業なんだが、柔道着を着用する際、パンツを脱いで柔道着の下を履けと言われた

ええっ!パンツ履かないの?
ウソだろ?
そんなの聞いたことないぞ!
皆はブーブー文句を言った

しかし、当時の柔道の先生は、ソウルオリンピック無差別級金メダルを獲得した斎藤仁みたいなゴツい先生で、文句を言えるワケがなく、バスタオルを巻きながらパンツを脱いで柔道着に着替えた


柔道の授業なんて初めてのやつらもいる
だから、最初は受け身の練習ばかりしていた
それから投げ方の基本や押さえ込み、等々…

一通り教わったら、重量級、中量級、軽量級に分けて試合をするという、今思えばいい加減な授業だった

僕は当時の、60キロにも満たなかったので、軽量級に分けられ、3分試合をして、交代という、何だか解らない授業を受けていた

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