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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ

第80章 決めた!ガッコー辞める!

足のケガも癒え、また学校に通うのを再開したが、今まで以上に授業が退屈に感じた

とはいえ寝てばっかいるわけにもいかず、いかにも授業を聞いているように見せかけて、マンガを読んだり、教科書にパラパラマンガなんかを書いてみたり、それが飽きてくると寝るという日々だった

授業の内容なんか聞いてもムダだ、まだ中学の時のお復習をして、ロクに教科書すら満足に読めないヤツらもいるぐらいだ

(バカかコイツら、何で中学ん時にやったことが解らないんだよ。どうやってこの学校に入ったんだ?裏口入学かコイツらのほとんどは?)

そんな内容の授業を延々と続けているワケだから、そりゃ退屈で退屈で仕方ない

でも、入学してきた大半は単願で入学したから、学力なんて併願で入った僕らに比べれば遥かに劣る

しかし、もう2学期の半ばも過ぎて、まだ中学の時の授業なんてやってる場合じゃないだろう、こんなんだから学年トップのヤツが必死に勉強してようやく合格した大学が三流のとこだってんだから、そりゃヤル気は失せるってもんだ

だから卒業しても、名前すら知らないような大学にしか行けない程の学力しか無い高校なんだよ、と

僕ら一部の併願組が、単願で入ってきた頭の弱いヤツらに合わせるような授業内容だった

だから聞いているだけムダだし苦痛でもあった

こんな学校、誰かが爆弾仕掛けてふっ飛ばしてくれないだろうか?そうなりゃ明日からこんなバカ学校に通うことなんて無くなるから、もう少しレベルの高い学校にでも入学出来るんだがなぁ、なんて事ばかりを考えていた

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