
1985年空は蒼かった~イノセントスカイ
第84章 アネキという存在
アネキもサユリを可愛がり、素直で明るいサユリを妹のように接していた
「サユリ、アタシの妹になんなよ。こんなバカ弟よりサユリが妹になってくれた方がアタシは嬉しいよ」
僕にとってはアネキは口うるさく、めんどくさい相手だった
「ありゃ絶対に彼氏出来ないな。そこら辺のヤンキーでもあんな大根足なんか相手にしないよ、なぁサユリ?」
「お姉ちゃんはしっかりしてるから変な男なんか相手にしないよ~!アタシお姉ちゃん大好きだもん!」
サユリまで手なづけるんだから大した姉だ
康司もアネキに言われると「ハイッハイ」としか言えなくなる
「お前の姉ちゃんおっかねーよ!」
よく康司が口にしていた
気の強い性格で、正しいと思った事は相手が誰でも貫き通す
優等生というヤツだが、僕はそんなヤツがキライだ
「偉そうに説教してんじゃねーよ、たかが一年上なだけでセンパイぶってんじゃねえよ、足太が!」
ケンカになるとよくこの言葉を使ったもんだ
ただあんまり言うと、その何倍にも返ってくるので、最近は言われてもスルーするようになった
「サユリ、アタシの妹になんなよ。こんなバカ弟よりサユリが妹になってくれた方がアタシは嬉しいよ」
僕にとってはアネキは口うるさく、めんどくさい相手だった
「ありゃ絶対に彼氏出来ないな。そこら辺のヤンキーでもあんな大根足なんか相手にしないよ、なぁサユリ?」
「お姉ちゃんはしっかりしてるから変な男なんか相手にしないよ~!アタシお姉ちゃん大好きだもん!」
サユリまで手なづけるんだから大した姉だ
康司もアネキに言われると「ハイッハイ」としか言えなくなる
「お前の姉ちゃんおっかねーよ!」
よく康司が口にしていた
気の強い性格で、正しいと思った事は相手が誰でも貫き通す
優等生というヤツだが、僕はそんなヤツがキライだ
「偉そうに説教してんじゃねーよ、たかが一年上なだけでセンパイぶってんじゃねえよ、足太が!」
ケンカになるとよくこの言葉を使ったもんだ
ただあんまり言うと、その何倍にも返ってくるので、最近は言われてもスルーするようになった
