1985年空は蒼かった~イノセントスカイ
第14章 高校行く気あるの?
登校拒否の分際で生意気だ!
あんなバカに何で彼女が出来たんだ?
こっちは来年になれば受験を控えて勉強しなきゃならないのに、アイツは学校に来ないでセックス三昧の日々、そんな若いうちから快楽ばかりに溺れてもろくな人生にならないぞ!って言いながら、羨ましいなぁ、このヤロー!って嫉妬もあり…
そう考えると無性に腹が立ってきた
この時期、僕は康司にかなりキツくあたっていた様な気がしたな…
康司は人懐っこい顔して、僕達が来るのを歓迎していたが、僕自身はコイツのウチに行くのは単なる暇潰しで、卒業して高校に上がる頃にはコイツとの付き合いも無くなるだろうと思っていたし、卒業と同時にシカトしようとしてたくらいだ
そして冬休みに入り、毎日の様に昼間はゲーセン、夜は康司の部屋で麻雀という堕落した日々を過ごした
大晦日の夜は、クラスの数名で柴又の帝釈天へ初詣に出掛けた
「寒ぃーなぁ、昼間の方が良かったんじゃないか?」
鼻がツーンとする程、凍える夜だった、とにかく寒い!その一言だけ
「昼間より大晦日の夜から行くのがいいんだよ」
そんな事を話ながら、僕らは参列して、賽銭を投げ入れお参りした
「これで皆合格出来りゃいいな」
誰かがそんな事を言った
「あ、じゃあ次は湯島天神に行かない?あそこは学問の神様を奉ってるから」
あんなバカに何で彼女が出来たんだ?
こっちは来年になれば受験を控えて勉強しなきゃならないのに、アイツは学校に来ないでセックス三昧の日々、そんな若いうちから快楽ばかりに溺れてもろくな人生にならないぞ!って言いながら、羨ましいなぁ、このヤロー!って嫉妬もあり…
そう考えると無性に腹が立ってきた
この時期、僕は康司にかなりキツくあたっていた様な気がしたな…
康司は人懐っこい顔して、僕達が来るのを歓迎していたが、僕自身はコイツのウチに行くのは単なる暇潰しで、卒業して高校に上がる頃にはコイツとの付き合いも無くなるだろうと思っていたし、卒業と同時にシカトしようとしてたくらいだ
そして冬休みに入り、毎日の様に昼間はゲーセン、夜は康司の部屋で麻雀という堕落した日々を過ごした
大晦日の夜は、クラスの数名で柴又の帝釈天へ初詣に出掛けた
「寒ぃーなぁ、昼間の方が良かったんじゃないか?」
鼻がツーンとする程、凍える夜だった、とにかく寒い!その一言だけ
「昼間より大晦日の夜から行くのがいいんだよ」
そんな事を話ながら、僕らは参列して、賽銭を投げ入れお参りした
「これで皆合格出来りゃいいな」
誰かがそんな事を言った
「あ、じゃあ次は湯島天神に行かない?あそこは学問の神様を奉ってるから」