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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ

第100章 もう一度、編入について話し合ってみよう

中学時代のヤツラに会ったせいか、無性に中学時代に戻りたくなった

もう一度中学をやり直せるなら…
何て事を考えても時は過ぎていく

光陰矢の如しとはよく言ったものだ

僕はアイツらが羨ましかった…
一緒に高校に通っていけるアイツらが心底羨ましく、妬んだ

それに引き換えオレは1人で電車に揺られてあんなオンボロ学校に通わなきゃなんないんだ、と

同じ高校というか、兄弟校として、特殊な科目のある学校進んだヤツはいた
だが、場所が一緒でも、学校名が違うせいか、顔を合わすことは皆無に等しい

アイツらのいる学校に移りたいなぁ…
工業高校だろうが何だろうが関係ない、アイツらと一緒に学校に通えるならどんな高校だっていい、そう思った


ふと自分が独りだという事に気づき何とも言い様の無い空しさが身を包んだ

(オレ何でいつも独りなんだろ…)

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