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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ

第102章 忘れた頃に現れる杉下という存在

果てしなくつまらない高校生活がいつまで続くのか

だが、オヤジと話し合って編入の件をOKしてもらった
後は編入の手続きをするだけだ
でもどうやったら編入の手続きをするのだろうか?
僕は担任に編入の手続きの申請をしてみた

だが、返ってきた答えは編入どころか、進級すら危ない状況だという事らしい

「編入?何バカに事言ってるんだお前は!あんな成績で編入なんか出来るワケ無いだろ!おまけに出席日数も足りないんだぞ!編入どころか2年に進級出来るのも難しい状況なんだぞ。お前、学校をナメるのもいい加減にしろっ!」

見事に一喝されてしまった

「でも成績悪くても編入って受けられるんでしょ?そんなのやってみなきゃ解らないんじゃないすか?」

僕も後には引かない

「お前の様なヤツが受け入れてくれる学校なんてどこにも無いっ!休んでばかりで全く勉強もしないお前なんかをどこの学校が受け入れると言うんだ!ふざけるのもいい加減にしろっ!」

どこがどう気にくわないのか、ハッキリとは覚えてないが、僕は担任と話す時、いつもケンカ腰の口調だった

「何でだよ?高校は義務教育じゃないだろ?何処に行こうがこっちの勝手じゃないかよ!」

「編入先の学校がお前の素行を調べるんだぞ!お前の日頃の態度じゃどこの学校も受け入れてくれるワケないだろ、少しは頭を冷やせ!」

「あっそ。じゃあ辞める」

「なにぃ?」

「編入出来ないなら辞めるって言ってんだよ」

「お前は何でそんなに学校を辞めたがるんだ?」

「何言ってんすか、お前のようなヤツは学校に来なくていい!って言ったの誰でしたっけ?まさか覚えてないんすか?」

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