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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ

第103章 猿真似は所詮、猿真似

ホントは喉から手が出る程欲しい!
でもバイクの免許の金とか、免許取ったらバイク買いたいし…
しかも部屋でジャカジャカ弾いていたらアネキが
「うるさ~い、このヘタクソ!」
とか言ってきそうだしな

「オレもこのギターいらなくなったんだよ。誰かギター欲しいヤツいないかな?」

勿体無い!フェンダーのストラトキャスターだぞ!それをいらないって、せっかくのギターなのに…やっぱ欲しいなぁ、ギター!

「何で要らなくなったんだよ?」

「いや、オレ新しいギター貰えるからさ」

何っ、新しいギターだと?随分と羨ましい話だ

「別に置いておけばいいじゃん!新しいギターってどんなの?」

「中学ん時のセンパイが譲ってくれるっていうから貰うんだよ。次はギブソンのレスポールだぜ」
ギブソンのレスポール、フェンダーと並ぶ二大メーカーの代表的なギターだ

「へー、それってこのギターより良いヤツなの?」

「このギターは元々安いヤツだからな。センパイがくれるレスポールは結構高いヤツらしいから」

いいなぁ、そんないいギターをポンと譲ってくれる人がいて

「オレギターの事はよく知らねえけどクラスのヤツに聞いてみようか?」


「悪いな、とりあえず聞いてみてくれよ」

オレは名残惜しそうにストラトキャスターを手にし、ピックを持って少し弾いてみた

「お前、相変わらず上達しねぇなぁ!そろそろコード押さえるのマスターしろよ」

そうなんだ…僕はそれなりに弾ける
ただ弾けるだけだ…
問題は一番の難関と言われているFコードをマスター出来ればいいんだが、これが上手くいかない
ここで挫折する人もかなりいる程、Fコードは難しい
要は慣れなんだけど

「今度新しいギター弾かせてくれよ」

「いいよ」

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