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「だからどうもこうも無いよ。とにかく断るにはオレは波多野と付き合ってるって言うしかないのかなぁって」

「じゃ何でそう言わなかったの？」

何か波多野の口調が怒ってるような
そうだよな、ちゃんと言うべきだよな確かに…

「いや杉下に言っていいのかどうか迷ってたから」

「何で迷うのよ？ハッキリと優子に言えばいいじゃない」

だよな…やっぱりハッキリ言うべきだったな

「てっきり杉下はオレと波多野が付き合ってるって事知ってるのかと思ってたからさ」

「優子がそんな事知るワケないじゃない！」

「あれ、でもこの前ゲーセンで太田が言ってたぞ。お前ら付き合ってるのか？って」

じゃ、あの話はどこから出てきたのだろうか？

「だからと言って優子が知ってるワケないでしょ！」

ごもっともだ…返す言葉もない

「何だ、てっきりこの話しは広まってるもんだと勘違いしてたよハハハ」

「ったく！小野っちは優子と会いたくないからアタシにクリスマスの予定聞いたの？」

ん？それは違うよな

「そうじゃないよ！波多野はクリスマス予定あるのかなぁって思ってた聞いただけだよ」

「特にないけど別にクリスマスじゃなくてもいいよアタシは」

「何で？」

「何でって…んー、何かクリスマスだから特別何かをするってのアタシあまり好きじゃないんだよね」