1985年空は蒼かった~イノセントスカイ
第113章 新年からろくでもない…
1986年(昭和61年)がスタートした
僕は正月は何処にも行かずウチでゴロゴロしていた
三が日が過ぎた頃、アネキが初詣に行こうと僕を誘った
「はぁ?寒いし人混みは苦手だ」
僕は行くのを断ったがアネキはどうしても僕を連れて行きたいらしい
「いいからちょっと来て欲しいの、早く支度して!」
と強引に引っ張られ渋々外へ出た
初詣先に行ったのは浅草の浅草寺
浅草の駅前でアネキは同級生と待ち合わせているらしい
改札を出でたくさんの人だかりの中、辺りをキョロキョロし
きっぷ売り場の脇で1人の長身の女性を見つけた
「レイコ~こっちこっち」
アネキがその長身の女性に向かって手を振っていた
(何だ、ありゃ?スラッとして美人じゃないか!)
僕は170ちょいの身長だが、それよりも上の身長だ
多分175はゆうに越えている
今でいうスキニーのデニムを履きこなし、脚が細くて長い
上は男物の黒いブルゾンを着て、白のマフラーを首に巻き付け、ワークブーツのような靴を履いていたが、着こなしが良く、カッコいいなぁと思ってしまう程、スタイルが良かった
肩まであるロングヘアーに目力のある大きな瞳
薄くメイクをして、口元もキリッとして、どこか近寄りがたい雰囲気だ
僕は正月は何処にも行かずウチでゴロゴロしていた
三が日が過ぎた頃、アネキが初詣に行こうと僕を誘った
「はぁ?寒いし人混みは苦手だ」
僕は行くのを断ったがアネキはどうしても僕を連れて行きたいらしい
「いいからちょっと来て欲しいの、早く支度して!」
と強引に引っ張られ渋々外へ出た
初詣先に行ったのは浅草の浅草寺
浅草の駅前でアネキは同級生と待ち合わせているらしい
改札を出でたくさんの人だかりの中、辺りをキョロキョロし
きっぷ売り場の脇で1人の長身の女性を見つけた
「レイコ~こっちこっち」
アネキがその長身の女性に向かって手を振っていた
(何だ、ありゃ?スラッとして美人じゃないか!)
僕は170ちょいの身長だが、それよりも上の身長だ
多分175はゆうに越えている
今でいうスキニーのデニムを履きこなし、脚が細くて長い
上は男物の黒いブルゾンを着て、白のマフラーを首に巻き付け、ワークブーツのような靴を履いていたが、着こなしが良く、カッコいいなぁと思ってしまう程、スタイルが良かった
肩まであるロングヘアーに目力のある大きな瞳
薄くメイクをして、口元もキリッとして、どこか近寄りがたい雰囲気だ