1985年空は蒼かった~イノセントスカイ
第117章 愛しさにサヨナラ
1月の下旬、波多野に呼び出され僕は近所にある公園に出向いた
外は夕方で日も暮れて薄暗くなっていた
寒いなぁ、何も公園じゃなくてもいいのに、なんて思いながら公園に着いた
この公園は以前、僕は退学届けを出した時に姉と波多野に説得され退学を諦めた場所でもある
波多野はブランコに乗っていた
1人淋しく下を向いたままだった
辺りは暗く、公園内のライトが照らされていた
「小野っち…」
いつもの波多野と違う、何か思い詰めたような表情をしていた
僕は(あっこれは終わりにしようって事なんだな)と察した
何となく雰囲気でわかっていた、僕は波多野と長続きしないだろうと
「あのね」
波多野がポツリポツリと話し始めた
「最近アタシと小野っち何かおかしいよね?」
年が明けてから波多野と顔を合わす事はほとんど無かった
特に何があったというワケではない、ただ自然と距離を置いていた感じだった
外は夕方で日も暮れて薄暗くなっていた
寒いなぁ、何も公園じゃなくてもいいのに、なんて思いながら公園に着いた
この公園は以前、僕は退学届けを出した時に姉と波多野に説得され退学を諦めた場所でもある
波多野はブランコに乗っていた
1人淋しく下を向いたままだった
辺りは暗く、公園内のライトが照らされていた
「小野っち…」
いつもの波多野と違う、何か思い詰めたような表情をしていた
僕は(あっこれは終わりにしようって事なんだな)と察した
何となく雰囲気でわかっていた、僕は波多野と長続きしないだろうと
「あのね」
波多野がポツリポツリと話し始めた
「最近アタシと小野っち何かおかしいよね?」
年が明けてから波多野と顔を合わす事はほとんど無かった
特に何があったというワケではない、ただ自然と距離を置いていた感じだった