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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ

第17章 こんなバカとは卒業したら縁を切る!

とりあえず水で濡らしてゴムが取れるかどうかやってみた

取れない!
「お前どんだけキツく縛ったんだよ、取れねえじゃねーかよ」

広場で一人のフルチンヤローが必死に輪ゴムを取ろうとしているのは、端から見たらかなりマヌケだ

「お前もういいよ、砂場に連れてこうぜ」

そう言って僕らは康司を砂場に放り込んだ
めんどくさくなったのだ

「お前なんかポコチン使えないように砂かけてやる!」

そう言って僕らは康司に砂をかけて笑っていた
リアクション芸人ばりの反応をしていた

「痛い痛い、砂入るだろ、止めろおいっ!」

「うるせー、この輪ゴムヤローが」

そんな事をしているうちに輪ゴムが取れたらしい

「あ、輪ゴム取れた、やったー」

「どれ、見せてみ、ガハハハハゴムの跡がくっきり残ってんじゃないか、バカでー(笑)」

康司のポコチンは先っちょが紫色にうっ血したままだった

輪ゴムが取れたから更に砂をかけまくった

「止めろよ、だから止めろって」

砂まみれになった康司を見て大爆笑したが、その半面何でこんな事やってんだろ?
とバカバカしくなり、怒りさせ覚えた
何でオレの周りにはこんなバカしかいないんだ?ってな感じで…

(さっさと卒業して、こんなバカとは2度と関わらないようにオレはもっとレベルの高いヤツと付き合う!)

あまりのバカバカしさに、参加している自分に腹が立った
人の事棚にあげてよく言うよ!と思うぐらいに…
もっと上のやつらと付き合うんだ、高校に入ったら!コイツとは卒業と同時に切る!

こんな現状から早く抜け出たかった

何が楽しいのか全く解らず、こんな事しか出来なかった…

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