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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ

第18章 だってオレ天才だから!

その前に少し1学期の事を書いてみたいと思う

中3の1学期は毎日が楽しかった、何でって、期末テストで学年8位になった程、僕は優秀だったから

この時期だけにも限らず、僕は一年生の頃から成績だけは良かったんだ

塾なんかには行った事がない、ましてや家で勉強をした記憶すらない
ただ普通に授業を受けて、テストを受けるだけ、それでこの成績だ

当時、少年ジャンプで北斗の拳が連載して、トキになりすましたアミバが出て来て時のストーリーだったんだけど、アミバは口ぐせのように

「オレは天才だ~」って言ってたんだけど、僕はまさにそのアミバと一緒で、特に努力などする事も無く、テストでいい点数を取っていたんだ

こうなると、もう調子に乗るよね

自分より学力が劣る者を小バカにし、悪さしても、しおらしくしていれば、先生達は僕の事を成績優秀の生徒ってな感じで見ていたから、決して主犯格とは思われてなかった、だって成績がモノを言うのが学校だしね

言い出しっぺは僕なんだけど、女子が家庭科の授業を受けている時、ネズミ花火に火を点けて、家庭科室の扉をソッと開けて、何個も放り込む

中では【シュルルルルル、バンバンバンバン!】
ってな感じでネズミ花火が暴れながらグルグルと回ってるんだから、女子はビックリするよね

それを遠目で見ていてはゲラゲラ笑ってたり、身体検査の時は、保健室で行うんだけど、保健室の窓は決して中が見えないような曇りガラスになってるんだけど、誰かが言ったんだけど、そこまでは覚えてないが、外側からセロテープを貼ると、不思議と中の様子が丸見えになって、随分と興奮したなぁ

今思えば、バカ丸出しなんだけどね…

で、結局はバレて職員室に呼び出されるんだけど、呼ばれるのはいつものメンバー

そしてその中で一番成績優秀なのは僕

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