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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ

第18章 だってオレ天才だから!

先生達は期末テストで8位になった僕が自ら率先してそんな事するワケがない、ってな感じでいつも言われるのは

「誰にそそのかされた?お前はあんなに勉強が出来るのに、こんな事をするなんて信じられん!」
みたいな感じで、頭が良いと何でも許されるんじゃないか、そんな気がしてきて、僕はどんどんと頭に乗った

授業でも誰かが先生に指されて答えを言うが、全然違う

「ったくバカなんだから、少しはオレみたいな天才を見習えよ」

こんな事言われたら誰だってムカつくよね?

だから1学期の終わり頃は僕はシカトされてた…

そりゃそんなヤツがいたら誰だって相手にしないよね…

でも、僕はそんな事はお構い無しに軽口を叩いていた

しまいにゃキレて、授業中にケンカになりそうになった事もあった

あの頃の僕は、今思い出してもチョーバカヤローなヤツで、地球は自分中心で回ってる、なんて事すら思ってたフシがあるんだから、身の程知らずもここまでくると、そのうち誰かにボコボコにされるのがオチなんだが…

ボコボコどころか、クラス全員からシカトされたんだよ

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