1985年空は蒼かった~イノセントスカイ
第35章 オヤジにぶん殴られた
その夜、僕はオヤジが帰って来てすぐに編入したい気持ちを伝えた
「あのさぁ、オレ編入して他の高校に行きたいんだけど…いいかな?」
するとオヤジは僕の方を振り向くや否や、パンチが飛んできた
【ボコッ】
「ふざけた事をぬかすなっ!あっちがダメでこっちにするだと?ならば今すぐ辞めろ!」
オヤジは僕に物凄い形相で言い放った
今の高校も何とかオヤジに頼み込んで入れたようなものだ
それが、入学して僅か数日で他の高校に行きたいなんてムシが良すぎると思ったのだろう
「痛ってーな、あんな学校に居たら何もヤル気が起きねーんだよっ!」
僕もオヤジに食ってかかるように言い返した
「何の為にお前を高校に入れたと思ってんだ!高い金払ってすぐに他の高校に行くだと?
ふざけた事を言うな、このバカが!」
「お父さん、もう止めて!」
オフクロとアネキに制止され、オヤジは殴ろうとしたのを止め、風呂場に向かった
「貴久、アンタが悪いんだからね!ちゃんと勉強しないからあんな高校に行くようになったんだから!」
アネキは僕の口元をティッシュで拭いた
口の中が切れて血が出ていた
鉄のような味が口中に広がる
「貴久、お父さんああ言ってるからあの学校でいいじゃない。アンタは真面目に通ってちゃんと勉強すればいい大学に入れるんだから」
「あのさぁ、オレ編入して他の高校に行きたいんだけど…いいかな?」
するとオヤジは僕の方を振り向くや否や、パンチが飛んできた
【ボコッ】
「ふざけた事をぬかすなっ!あっちがダメでこっちにするだと?ならば今すぐ辞めろ!」
オヤジは僕に物凄い形相で言い放った
今の高校も何とかオヤジに頼み込んで入れたようなものだ
それが、入学して僅か数日で他の高校に行きたいなんてムシが良すぎると思ったのだろう
「痛ってーな、あんな学校に居たら何もヤル気が起きねーんだよっ!」
僕もオヤジに食ってかかるように言い返した
「何の為にお前を高校に入れたと思ってんだ!高い金払ってすぐに他の高校に行くだと?
ふざけた事を言うな、このバカが!」
「お父さん、もう止めて!」
オフクロとアネキに制止され、オヤジは殴ろうとしたのを止め、風呂場に向かった
「貴久、アンタが悪いんだからね!ちゃんと勉強しないからあんな高校に行くようになったんだから!」
アネキは僕の口元をティッシュで拭いた
口の中が切れて血が出ていた
鉄のような味が口中に広がる
「貴久、お父さんああ言ってるからあの学校でいいじゃない。アンタは真面目に通ってちゃんと勉強すればいい大学に入れるんだから」