1985年空は蒼かった~イノセントスカイ
第36章 バイトやらない?
それでもある日、クラスの1人が僕に声を掛けてきた
彼の名前は園田、パッと見はメガネを掛け、僕より背が小さく、顔も大して良くない
だけど、園田は僕に話しかけてきた
「何でいっつもバックレるの?つまんない?」と
「んー、この学校つまんねーじゃん?オモシロイと思う?」
園田は笑いながら
「確かに、男子校だしな。でもそんな悪いヤツはいないよ。そうだ、ちょっと一緒に来てくんない?」
そう言って園田は僕を屋上に誘った
屋上の扉を開けると、他のクラスのヤツらも入れて10人程の連中がタバコを吸っていた
「小野ってタバコ吸うの?」
そう言って園田はマイルドセブンを差し出した
「あ、サンキュー。吸うけど学校には持ってきてないよ」
園田がライターを点けてくれて、マイルドセブンを吸い込む
プハァ~っと大きく煙を吐き出した
「小野ってバイトやってる?」
園田は人懐っこい顔をして僕に聞いてきた
「あ、そう言えばまだバイト決めてないや」
「じゃあさ、後楽園でバイトしない?」
「後楽園?」
そう、当時はまだ後楽園球場でドームが出来る3年前の事だ
その後楽園でバイトってどんなんだろうか?
彼の名前は園田、パッと見はメガネを掛け、僕より背が小さく、顔も大して良くない
だけど、園田は僕に話しかけてきた
「何でいっつもバックレるの?つまんない?」と
「んー、この学校つまんねーじゃん?オモシロイと思う?」
園田は笑いながら
「確かに、男子校だしな。でもそんな悪いヤツはいないよ。そうだ、ちょっと一緒に来てくんない?」
そう言って園田は僕を屋上に誘った
屋上の扉を開けると、他のクラスのヤツらも入れて10人程の連中がタバコを吸っていた
「小野ってタバコ吸うの?」
そう言って園田はマイルドセブンを差し出した
「あ、サンキュー。吸うけど学校には持ってきてないよ」
園田がライターを点けてくれて、マイルドセブンを吸い込む
プハァ~っと大きく煙を吐き出した
「小野ってバイトやってる?」
園田は人懐っこい顔をして僕に聞いてきた
「あ、そう言えばまだバイト決めてないや」
「じゃあさ、後楽園でバイトしない?」
「後楽園?」
そう、当時はまだ後楽園球場でドームが出来る3年前の事だ
その後楽園でバイトってどんなんだろうか?