テキストサイズ

1985年空は蒼かった~イノセントスカイ

第38章 彼女が欲しいよ~

地下鉄に乗られて僕と園田は目の前に座っている女子高生を眺めながら(このヤリマンが。誰でもヤラせてくれるならオレにもヤラせてくれよ)と頭の中で良からぬ妄想を広げていた、多分ヤツも同じ事を考えていたに違いない

僕らは後楽園に着き、電車を降りた

「おい、あのヤリマンも降りたぞ」

「バカ、声がデケーよ、聞こえるだろ!」

女子高生も僕らと一緒に後楽園で降りた

もしかしてこの子も後楽園でバイトしてるのか?

僕と園田は女子高生の後を付けるように地下鉄の改札口を出て後楽園球場に入り口に入った

「あの女もここでバイトしてるみたいだな」

「あのケツいいなぁ、あぁヤリてぇなぁ~」

「だから聞こえるっつーの!」

僕は一緒にいて恥ずかしくなる程、園田は女に飢えていた
いや、僕も飢えていたが、コイツは理性というのが無いのだろうか?という程、女を見る時の目付きが変だった


(彼女欲しいなぁ…そういや波多野どうしてるだろか?)

ふと波多野の事を思い出した…
もし、会ったら…いや、無理だろ、それはいくらなんでも!
何て頭の中で妄想していた…
この時期はしょっちゅう妄想ばっかしていた、やっぱり皆も同じなのかな?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ