1985年空は蒼かった~イノセントスカイ
第40章 おニャン子クラブ意識してるじゃん!
でもこうやって3人で電車に乗るなんて新鮮な気分だ
僕は波多野に話しかけ、波多野は杉下に話しかけ、杉下は僕に話しかけるという何とも変な会話でいつしか水族館に着いた
「わぁキレイ。あ、見てみて、アザラシがいるよ」
波多野が童心に帰ったかのようにはしゃいでいる
「ここラッコいるじゃん。あれカワイイ~っ」
杉下はラッコが腹の上で貝を叩き割ってる様子を見て、カワイイを連発している
僕はその様子を見ながら(あぁこの二人が彼女だったら良いなぁ。いっぺんに同時に付き合えないものだろうかな…)
等と童貞にありがちな、あり得ない妄想をして悦に入っていた
「そう言えばさ、サンシャイン広場でおニャン子クラブがデビューイベントやるみたいだけと、小野っち学校近いから見に行くの?」
「おニャン子クラブ?」
この年の4月から始まった番組【夕焼けニャンニャン】という番組は空前のブームを巻き起こした
番組内でオーディションを行い、勝ち残った者がおニャン子クラブの一員になれるという事で、当時の女子中学生や女子高生の応募で殺到した
番組のレギュラーである、とんねるずも大ブレイクして、毎回ハチャメチャな展開でスタジオ内がグチャグチャになるのも番組の目玉だった
僕は波多野に話しかけ、波多野は杉下に話しかけ、杉下は僕に話しかけるという何とも変な会話でいつしか水族館に着いた
「わぁキレイ。あ、見てみて、アザラシがいるよ」
波多野が童心に帰ったかのようにはしゃいでいる
「ここラッコいるじゃん。あれカワイイ~っ」
杉下はラッコが腹の上で貝を叩き割ってる様子を見て、カワイイを連発している
僕はその様子を見ながら(あぁこの二人が彼女だったら良いなぁ。いっぺんに同時に付き合えないものだろうかな…)
等と童貞にありがちな、あり得ない妄想をして悦に入っていた
「そう言えばさ、サンシャイン広場でおニャン子クラブがデビューイベントやるみたいだけと、小野っち学校近いから見に行くの?」
「おニャン子クラブ?」
この年の4月から始まった番組【夕焼けニャンニャン】という番組は空前のブームを巻き起こした
番組内でオーディションを行い、勝ち残った者がおニャン子クラブの一員になれるという事で、当時の女子中学生や女子高生の応募で殺到した
番組のレギュラーである、とんねるずも大ブレイクして、毎回ハチャメチャな展開でスタジオ内がグチャグチャになるのも番組の目玉だった