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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ

第40章 おニャン子クラブ意識してるじゃん!

波多野は随分と詳しいな、そんなイベントがサンシャイン広場であるのか

「慶子、もしかしておニャン子クラブに入りたいの?」

杉下が波多野をからかうように聞いた

「いやだぁ、アタシ別に興味ないよー」

「でも、その格好モロおニャン子の格好じゃん」

僕も波多野をからかった

「いや、これはたまたまだよ~、アタシテレビになんて出たくないしぃ~」

ウソつけ!
思いっきり意識した格好だろうが!
「アイツ、絶対おニャン子クラブの事意識してるよな…」
僕は杉下に耳打ちした
「…だよね、多分オーディションとか受けてんじゃないかな…」

「プッ、マジで?」

「笑わないでよ、アタシも笑いそうになるじゃん…プッ」

「…プッ、ギャハハハハハ!」

思わず二人して爆笑してしまった

「え~、何?何が面白いの?」

波多野が大笑いしてる僕らを見て、何がおかしいのか聞いてきた…

「何か、ラッコって笑えない?見てるとつい笑ってしまうからさ」

「う、うん、何かおかしいよね、アハハハハ」

咄嗟にごまかした

そこは言わずにしておこう

その日は僕ら3人で夕方まで水族館を見て回り、その後は何事も無く、ウチに着いた

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