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罰ゲームの始まり

第1章 罰ゲーム

イカされ続けていると、ほんの少しの刺激だけでもイクようになってしまう。

絶頂が数珠繋ぎで襲ってきて、途切れない。

女が言う『イキっぱなし』という現象がどういうものなのか、生まれて初めて、身をもってわかった。

気持ちいいだけじゃなく、苦しい。
苦しいけどもっとして欲しい。
壊れるまで続けてもらいたい。

頭の中がぼんやりと熱を帯び、えっちなことしか考えられなくなる。

こんな快楽を知ってしまったら、もう射精で終わるセックスなんてしたくもない。

「ふふ。四ノ原君、顔もお尻もどろどろ。身体中汚れちゃったね。だらしない顔しておねだりする四ノ原君、好きよ」

瞼にキスをされ、田仲に好きと言ってもらい、心が震えた。

「じゃあこの写真と動画、SNSにアップしてあげるね」
「えっ……それは……」
「『四ノ原芳嗣の調教日記』っていうアカウント作ってこれから変態アナル奴隷に堕ちていく四ノ原君をみんなに見てもらうの」

そんなことをされたら、もう社会的におしまいだ。

「やめろよっ……田仲……」
「こんなのバレたら四ノ原君もカースト最下層に転落だね。あはははは」

俺の瞳から涙がこぼれ落ちた。

こいつに何を言っても無駄だ。
やると言ったらやる。

それはここまでで嫌と言うほど身体で教えて貰っていた。

「あらあら……泣いてるの? 泣かないの」

優しい声が逆に身の毛がよだつ。

「田仲……もう、赦して……」
「もうとっくに赦してあげてるよ……安心して」

雪女の冷たい微笑を浮かべながら、田仲は俺の頭を優しく撫でた。

「もう変な見栄やらプライドやら捨てて、無理に仲間と付き合わなくていいの……あなたを常識から解き放してあげるの。嘘にまみれた世界から、あなたを赦してあげるのよ」

俺は彼女の狂気に魅せられていた。

絶え間なく続く絶頂で脳が駄目になったのかも知れない。

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