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罰ゲームの始まり

第1章 罰ゲーム

「こんな情けない姿晒したら今まで仲間だと思っていた人たちから裏切られ、蔑まれ、傷付けられると思う。けど安心して……」

田仲はズレた眼鏡をくいっと直し、俺の目の前まで顔を寄せる。

綺麗な顔だった。

純粋な狂気は無垢なのかも知れない。

「私はあなたを見棄てない。一生おもちゃとして遊んであげるから」

俺の罰ゲームは、もしかしたら今始まったのかも知れない。

でもそんなことは、もう、どうでもいいことだった。


罰ゲームの始まり  〈〈終わり〉〉
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