
道しるべ
第2章 〜桜の季節〜
「おはよー。」
「うっす」
「おはー。今日帰り暇ー?」
…少しずつ慣れてきたせいもあって、みんな朝から友達と楽しそうに話してる。
そこに
『ドンッ!』
「…っ痛」
「あ!ごめーーん。なっちゃん」
毎日のように朝から絡んでくる祥亮。
「うざ…(小声)」
「えっ?うざい?酷くない??ねぇー」
「聞こえてんのか…。」
祥亮とは高校からの友達だが、距離の詰め方が異様に早く、もうクラスの全員と友達…いや学年全員友達と言ってもおかしくないだろう。
「なぁー。なっちゃん今日暇?」
「…忙しい。」
「絶対嘘ー!!今日放課後、サッカー部見に来てよ。お願い。」
祥亮は入部してから毎日部活に誘ってくる。
その理由は単純にうちのお兄ちゃんが顧問だからだ。
「染谷ちゃん怖いんやもん…。サッカーになると…」
そー言われたところで、私が言っても何も変わらないと思う。
と、言いたそうに祥亮を見つめると
「そんなん言わないでよー。妹が居れば少しは大人しくなるって!」
何故か伝わるのだ。
本当にこいつには恐怖を感じる…。
「おはよう。」
「おはようございます。」
「あ!染谷ちゃんおはよーー!」
「染谷先生なっ」
『ゴツン』
お兄ちゃんは軽く祥亮をグーで小突いてこちらに近づいてきた。
「おはようございます。」
「おはよう。今日朝起きれたか?」
「過保護すぎ…てかまぢほっといて。」
お兄ちゃんの赴任は急に決まって、何故か同じ高校ということもあって私は少し気まづい。
お兄ちゃんは結構モテる方で、性格も優しい。
近くにいてくれるのは妹としても嬉しいが、たまに度の過ぎるシスコンだ…。
「ほら、SHL始まるから急げ」
「「はーい」」
私達は少し走りながら教室につき、席につく。
学校は思ってた以上に楽しい。
みんなとも少しずつ仲良くなって行けてるし、私は無愛想で第一印象が良くないが、最初に祥亮に話しかけてもらってクラスのメンバーとはすぐ、話せるようになった。
人見知りな理由でもないが、他人と関わるのが前まで苦手だった分、高校では頑張ろうって…
「うっす」
「おはー。今日帰り暇ー?」
…少しずつ慣れてきたせいもあって、みんな朝から友達と楽しそうに話してる。
そこに
『ドンッ!』
「…っ痛」
「あ!ごめーーん。なっちゃん」
毎日のように朝から絡んでくる祥亮。
「うざ…(小声)」
「えっ?うざい?酷くない??ねぇー」
「聞こえてんのか…。」
祥亮とは高校からの友達だが、距離の詰め方が異様に早く、もうクラスの全員と友達…いや学年全員友達と言ってもおかしくないだろう。
「なぁー。なっちゃん今日暇?」
「…忙しい。」
「絶対嘘ー!!今日放課後、サッカー部見に来てよ。お願い。」
祥亮は入部してから毎日部活に誘ってくる。
その理由は単純にうちのお兄ちゃんが顧問だからだ。
「染谷ちゃん怖いんやもん…。サッカーになると…」
そー言われたところで、私が言っても何も変わらないと思う。
と、言いたそうに祥亮を見つめると
「そんなん言わないでよー。妹が居れば少しは大人しくなるって!」
何故か伝わるのだ。
本当にこいつには恐怖を感じる…。
「おはよう。」
「おはようございます。」
「あ!染谷ちゃんおはよーー!」
「染谷先生なっ」
『ゴツン』
お兄ちゃんは軽く祥亮をグーで小突いてこちらに近づいてきた。
「おはようございます。」
「おはよう。今日朝起きれたか?」
「過保護すぎ…てかまぢほっといて。」
お兄ちゃんの赴任は急に決まって、何故か同じ高校ということもあって私は少し気まづい。
お兄ちゃんは結構モテる方で、性格も優しい。
近くにいてくれるのは妹としても嬉しいが、たまに度の過ぎるシスコンだ…。
「ほら、SHL始まるから急げ」
「「はーい」」
私達は少し走りながら教室につき、席につく。
学校は思ってた以上に楽しい。
みんなとも少しずつ仲良くなって行けてるし、私は無愛想で第一印象が良くないが、最初に祥亮に話しかけてもらってクラスのメンバーとはすぐ、話せるようになった。
人見知りな理由でもないが、他人と関わるのが前まで苦手だった分、高校では頑張ろうって…
