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既成事実作ってやるよ

第1章 運命へのカウントダウン10


しっかりしてる人だと思ってた



“浮気”なんて無縁だと信じてた



“結婚しよう”



2週間とちょい前にあたしにプロポーズした人と、
さっきの電話の男は同一人物なんだろうか?




そして、この5年間信じてきたあたしと今のあたしは同一人物なの?



崩れていく、アイデンティティー。




収まらない心臓の気持ちの悪い音



時間が止まってしまったかのように、
あたしは一点をずっと見つめていた。




~♪~




着信音にビクッとする体

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