テキストサイズ

既成事実作ってやるよ

第1章 運命へのカウントダウン10

“司”からの着信だった



怒りからなのか悔しさからなのか悲しさなのかわからないけど体がカタカタと震える




震えを押さえて、親指で通話ボタンに触れた




「つぐみ~起きてたか?」




いつも通りの司の声

不信感がわく。



『起きてたよ

司、さっき電話かけた?』



「ごめんな、
スーツのポケットに入れてたら
勝手に通話になってたみたいだ」



わかるよ。


ポケットとかにいれてると、
意図しない操作をされてる時ってあるしね

ストーリーメニュー

TOPTOPへ