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既成事実作ってやるよ

第1章 運命へのカウントダウン10

外灯を頼りに大雨の中を走った


行くところなんて無い。





ショートパンツに七部のシャツ、

この時期の夜はまだ寒いのに寒さすら感じない








宛もなく走っていると、
爪先がアスファルトのへこみにはまった




“あっ・・・転ぶ・・・”




そう思った次の瞬間には地面が目の前に。



顔をぶたれた衝撃に体がぐにゃりと回転し突き刺す痛みが顔に広がり、視界が歪んだ・・・




そこで意識がプツンと途切れた。






ーもう目なんか覚めなきゃいい


このまま眠っていたい。ー

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