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『マリア？悪かったな

今更・・・だけどさ(苦笑)』





飛行機に乗り込み隣り合うと

優人はようやく…本当に
ひと安心したように

私に向き合いました








『ゆぅちゃん・・・』




『まだ怒ってる？(笑)・・・よな？』









『怒ってなんか・・・ないよホント

わかったけど・・・ただ

どうしてあんなあわただしく

せめて言ってくれたら・・・って』








べつに不満とか
怒るなんてなかったけれど

私は…正直な気持ちを
優人にぶつけました











『〃コソコソ〃・・・しなくていいんだ』







『え？』










『だから・・・もう

コソコソしたくなかった』







そして優人も

その正直な気持ちを

話してくれました







この二日間の

嵐のような優人の行動の



その・・・優人の本当の想いを

私はようやく聞くことができたのです








『あの頃とは違う

俺らが一緒にいても・・・罪じゃない

もう・・・誰にも咎められない』






『・・・』









『堂々としてて良いんだ』






『ゆぅちゃん・・・』








『だから・・・早く

一日でも早く

堂々としていたかった』