無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

〃『まりあ、元気にしてますか？

そちらの生活には慣れましたか？

治療は辛くありませんか？』〃




チャットの相手は

地元のリハビリ施設の仲間たち



スグルさんや…友人たちです。





地元の風景の写真を送ってくれたり

動画を送ってくれたり




私は時間のあるときは

そんな風に友人らと

交流を楽しんだりしています。





ついつい････時間を忘れて(笑)


なんて言うことも時にあります。













『ゆぅちゃん、おかえりなさい♪』




『タダイマ♪』







『お疲れさまっ･･･！

今日はトマトハンバーグと

野菜たっぷりのポタージュだよ♪』







『なにそれ♪スゲーうまそう

～～風呂さっさと入ってくるわ』




『うん･･･っ』






優人を待つ間に

私は…せっせと夕食を並べます







ﾌﾞﾙﾙ････っ････ﾌﾞﾙﾙ････っ






『？・・・』



ソファに投げ出されたままの
優人のカバン


そこから転げている
彼のスマホが


しきりに
鳴り続ける





『・・・』



急ぎの電話とかだったら・・・と



さりげなく

彼のスマホを拾い上げた




電話ではありませんでした






頻繁に・・・鳴るのは


某通信アプリの


メールの通知





なんだ・・・それならとりあえず大丈夫。



もし急な電話だったりしたら

最悪お風呂にいる優人に

スマホを届けるところ



私はひと安心して

彼のスマホを元に戻そうとしました。





ﾌﾞﾙﾙ････っ････ﾌﾞﾙﾙ



『・・・？』




スマホを置く…ほんの一瞬

なんの意識もしない一瞬

その通知画面が

よりによって

私の目に入るのです











〃『ユウト～～♪♪♪ヤッポ～～♪』〃









『・・・』