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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第5章 はじめての・・・ケンカ

『マリア・・・?(笑)』




『んっ・・・・モグモグ・・・なぁに?』








『仕事・・・きつくないのか?』





『モグモグ・・・ん、うん。

少しずつ慣れてきたし

平気だよ?・・・』






『そうか・・・。

疲れてないかな、って思ってさ

ありがとな?毎日…メシ

大変だろうが・・・・

しんどいときは無理にするなよ?』






『大げさだよ♪ゆぅちゃん(笑)

だけど・・・ありがとう

本当に平気よ?ごめんね

なんか・・・ボーっとしちゃって』







『ならいいけど・・・♪

~~食器は俺が片付けるから

マリア・・・食べたら先に休んで?

ごちそうさま・・・♪うまかった』







『う・・・うん

いいよ・・・そんな

ゆぅちゃん疲れたでしょ?

それに・・・ケータイ

鳴ってたってば・・・』






『マリアだって仕事してきたろう

いーからいーから♪

あ・・・メールだろ?

いーからいーから(笑)』





『~~・・・』






優人が食器を片付けてくれて

私は先にソファに腰をおろす




否応なしに

目に止まる

彼のスマホ







『~~なんかテレビやってっかな?』



片付け終えた優人が

テレビをつけながら

私の隣に腰をおろす




『あ、ありがとう・・・』



『お~~・・・』




そう軽く流しながら

優人は…ようやく

放り出していたスマホを

手にした







チラ・・・







私は…無意識に

優人の表情に視線を集中させていました







『・・・?』




優人がスマホの通知画像を見て

どこか・・・〃『お・・・♪』〃

っと言うような表情を浮かべて

スマホを操作していました










『・・・・・・誰から?』





初めての事ながら

口が滑ったかのように

私は優人に聞いてしまいました




あまりにも鳴り続けていたから?




いいえ






メールを確認する優人の表情が





なんとも




なんとも表現し難いような




穏やかな・・・やさしい


何か・・・愛しそうに

愛でるような


やさしい瞳(め)で

画面を見つめていたから

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