テキストサイズ

碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第5章 はじめての・・・ケンカ

並んで私のPCの前にいる私たちに
どことなく…微妙な空気が流れます。





『ゆぅちゃんは・・・もういいの?』




『え・・・?・・・あぁ』






『なら・・・出かける??』




私はパソコンを閉じようとしました






『・・・うん』




優人は…少し

少しだけ・・・目が泳いだというか

落ち着きのない

戸惑ったような表情を浮かべます







『ゆぅ・・・ちゃん・・・?』








『ハハハ・・・~~べつに

おかしいことじゃないんだし・・・・?』






『え・・・?』




〃おかしいことじゃないんだし〃

・・・って言うのは?






自身も動揺したような様子を
ごまかすように優人が発する言葉に

私は…ますます
戸惑い・・・落ち着きをなくしていた








『〃そうなら…そう〃って

言ってくれて・・・かまわねぇのに』










『・・・』









優人の…言うことは




お互いのはなれていた時間を考えれば

私に彼氏が出来たっておかしくない



スグルさんが…元カレなら

そうと言えば良いのに




・・・そういう事…。








だけど・・・それは



そんなのは








『ちがうよ・・・』












『ハハハ・・・そっか』







だって・・・本当にちがうもの








『ゆぅちゃん・・・』





『わぁーったって・・・(笑)』








なんだか・・・私


そういうの


イヤなの・・・。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ