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『仲がよろしい事で・・・』





捨て台詞のように

優人が…どこか皮肉げに言った

一言に




私は…ついに

その歯がゆいような気持ちを

優人に…ぶつけてしまいました












『・・・仲良いわよ

〃友達〃だもん・・・っ』







スグルさんは…尊敬する人であり

共に頑張る仲間であり…戦友のような人




なのに・・・








『マリアはそうでも・・・ムコウは

そう思ってないんじゃねぇの･･･』





『・・・』






『マリアを溺愛してる…ってか？(笑)』









『・・・真面目な人だけど

人並みに冗談くらい言うこともあるよ

ゆぅちゃん・・・もう

そういうの、やめてよ・・・』






なんだかとっても気まずかった




やましいことなんてないのに

何かを言えば言うほど

気まずかった






『・・・～～』




『付き合ってたとか
そんなんじゃないし

ゆぅちゃんが
思ってるような人じゃ・・・

ゆぅちゃんが思ってるような
関係じゃないってば・・・』





私は…状況に耐えられなくて
ハッキリと優人に言いました




私から…さりげにマウスを取って
スグルさんからのメールを
見ている優人






『べつに…そんな事言ってないし

仮にそうだとしても、いいって

おかしい事でも

悪い事でもないだろって

そう言っただけだろ・・・』







『ちがうって言ってるじゃない…！

そういうのやめてよ・・・』







『わかった、わかった・・・』









『・・・なによ

私が…連絡取り合ったりしなければ

そうすれば良いの？』







『は・・・？』










『スグルさんと･･･連絡とらなければ

そういうこと・・・言わない？！

それなら文句ないの・・・？！』






『おい・・・マリア・・・』






『ちがうって…言ってるじゃない

なんでそんな事ばっか言うのよ』






私は…バカです



賢い言い方が

見つかりません




だって・・・優人が



優人が・・・








『ケッ・・・なにが

〃真面目で誠実〃だよ

ただの〃下心丸出し〃の

スケベヤローじゃねーのか・・・』





『・・・』