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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第1章 澄みきった青空


相手を安心させる明るい笑顔


前向きで・・・やさしく、誠実な性格





乱暴な言葉を使うなんてこともない


おっとりとしていて


頼りがいがあって


笑い上戸な・・・




完璧すぎるその人柄





それが私が抱いた印象で


実際もスグルさんは


そういう人でした





一緒にリハビリをしたり

帰りにカフェでお茶を飲んだり



彼のおかげで私にもまた

友人も増えました



お互いの話をしたり

情報交換をしたり



私にも居場所ができた

そんな気がしました






『ほら・・・こうやってごらん?』


『~~~~・・・!!』



腕の力が足りずに
転んでばかりの私を気にかけて

スグルさんは
よくアドバイスをくれました




私は…怠けていた訳ではないのです

脚力を失った当初よりは見違えて

腕の力もついたんです





けれど・・・私は





〃脚を動かす〃



そのことに

どうしても重点を置いていたのです



表立って言葉にはしなくとも


あきらめきれずに

まだまだ可能性を探し

可能性にかけていた


そんな時のことだったのです。







みんなの良きお兄さんみたいなスグルさん




彼は、みんなや

そんな私の事を励ましたり

見守ってアドバイスしてくれたり



本当に面倒見の良い

それはそれは優しい人でした

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