
碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~
第6章 優人の心・・・
〃『私も若ければね~
お庭の手入れもお風呂場のお掃除も
パパパっと出来るのだけどね
まりあちゃんみたいに
若くていくらでも動けるほど
そんな元気なんかないし?
ワタクシ忙しくて
時間だって中々ないし
まりあちゃんは良いわよね♪
若くてお料理もお掃除も上手で
さすがカズキの選んだお嫁さんだわ!』〃
『・・・』
そんな不信感は
と言うか・・・嫌気と言うのは
一度さすと、中々なくならないものです
私は・・・・そう思うのです
他人なんだから…仕方ない
何度も言い聞かせるのだけど
なにが・・・・〃若いから〃・・・よ
あなたは例え若くたって
怠けてばかりじゃない
例え…時間があったって
掃除なんかしないじゃない
なにかにつけては
なんとか人を頼って
人にしがみついて
自分だけが楽をしようとして・・・・
元気がない?動けない?
ただの・・・・〃太りすぎ〃じゃない・・・・っ
『ハッ・・・』
不信感やイライラが募れば
仮にも…大好きな彼を産んでくれた
大切なお母様に不平不満を抱き
ただの悪口にも近い暴言まで
呟く私がいました
私だって・・・人間です
理不尽にも思えば…イライラだってします
私は・・・・ロボットでもなければ
あなたたちの家政婦じゃない
