
碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~
第6章 優人の心・・・
『まりあちゃん…悪いねいつも
お仕事じゃなかったのかな?』
『ううん・・・大丈夫
お義父さん、何が食べたいですか?』
それでも…私は私なりに
そんな日々を過ごしていたのは
『味…濃くないかな?
お義父さん‥大丈夫ですか?』
『うん、美味しい美味しい
よく作ったね・・・どうもありがとう』
『ふふっ・・・・おかわりもあるから
小分けにして冷蔵庫に入れておきますね
お義母さん…明後日帰るのかしら?
それまで、また何かあれば電話下さい
仕事の帰りでも良ければ私、来ますから』
義母の不在時に、義父を尋ねれば
『まりあちゃん…ありがとう
ふふふ・・・・本当に
和樹にはもったいない
良いお嫁さんだ・・・』
『ぉ・・・お義父さん・・・・~~もぉ』
照れくさくなって
だけど・・・やっぱり嬉しくて
時には…彼の家族のやさしさに触れて
その心が癒されることも
あったから・・・・。
『和樹のやつは?元気でやっとるのか?』
『ふふ・・・えぇ和樹さん
お仕事も…お友達との付き合いも
中々忙しいから
あまり家でゆっくりは出来ないけど
やっぱり優秀だから
お仕事の成績も…とても良いんです』
息子を…さりげなく心配する
彼の父親の不器用な愛情が
なんとも愛しくみえたり
『そうか、そうか・・・ハハハ
~~いやしかし、和樹のやつは
お嫁さんほったらかして
遊びに行ってるようじゃダメだな
まったく・・・・アイツは・・・・ブツブツ』
『お義父さん・・・(笑)』
私は・・・・私なりに
現状に向き合い
なんとかやっている
私は・・・・幸せだと
思っていました
