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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第6章 優人の心・・・

だけど・・・




『あのね・・・・カズキ

だから・・・仕事中に困るの

カズキから・・・なんとか』





私は…次第に増していく義母の



・・・私にしてみれば


〃義母のワガママ〃である

数々の出来事に困り

夫に相談していた







『嫌なら断ればいいだろ?』





『そ…そういう事じゃ・・・

だから・・・・角が立たないように

カズキから・・・』






『~~うるさいな
お袋の言うことなんか無視しろよ

どうせ大したことじゃないんだし?
ほっとけば良いだろうが』






『・・・仕事中とかに
電話が鳴りっぱなしとか困るの

だからカズキ、お義母さんの連絡
カズキも無視とかしないでよ』







『・・・疲れた・・・寝る』






『ちょっと・・・まってよっ

わ・・・・私だって働いてるのよ』






『・・・なら辞めれば?』







『・・・っ?!』







『ピリピリ、ピリピリ・・・・イライラ

そんなにキツイなら仕事なんか辞めろ

でもって終いには…人の親の悪口か?

良いご身分だな・・・お前』






『・・・カズキ?』






それは…私だって

良くない所は沢山あります

でも・・・






『意地悪な目で俺の母親を見てばかりで

人をそんなに目の敵にしたいのか?!』






『ちょっとカズキ、なに言うの!?

私は・・・・そんなこと…

ただ…お義母さんが・・・』






『お前がただ
意地悪な目でお袋を見てるから
なんでもそこに目が行くんだよ!!

お前の今の顔すごく醜いぜ?!
鏡見てみろよ!!ブス!!!』





『・・・』







『本当に意地が悪くて

可愛いげのない女だな・・・!

顔も見たくない・・・・死ね!!』






私が・・・悪いから


私が・・・嫌な女だから


そこまで言われなければ
ならないのでしょうか・・・





仕事を辞め・・・完全に家庭に入った私は


狭い世界に入り


次第に・・・当たり前の感覚がなくなる


それに気付く事が難しくなる



そんな…負のスパイラルに

陥る自分には

中々気づけなかったのです

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