テキストサイズ

碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第6章 優人の心・・・

『っ・・・・うっ・・・っ・・・』



指から流れる真っ赤な血を
眺めながら


私は・・・もう、ひとつ
思うことがあるのです




〃あの瞬間〃を・・・・思い出す




恐いけれど・・・思い出す





そして自分の脚を見つめ・・・思うのです








〃優人じゃなくて・・・良かった〃






あの時

ケガを負ったのが

優人じゃなくて・・・本当に良かった







それだけは私

本当に感謝している





ストーリーメニュー

TOPTOPへ