碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~
第1章 澄みきった青空
瞬きの速くなった私に
スグルさんは微笑んで続けた
『だって・・・
〃みんな違う人間〃だから
違って・・・当然でしょう』
『・・・』
『僕と、まりあだって
んー・・・まず性別が違うし、生まれた年
顔だって違うし、あ!目の色も違う♪
みんな…別々の人間なんだから
自分と違うのは当たり前だよ』
『・・・』
『差別だ、なんだって後ろ向きな
攻撃的な言い方をしたらキリがないよ
みんな違うんだから
認め合って…助け合って
ある種の差別を受け入れて
そうして生きる方が…うんと楽だよ』
それは
スグルさんの生き方そのもの
この人だって・・・きっと
最初から、そんな考えをしていた
そんなことはないのだと思います
当たり前を失って…見えた景色
苦しいことの末に
たどり着いた…見つけた生き方
そして・・・得たもの
それから・・・その優しく綺麗な心
『・・・なんて
僕の勝手な…個人的な考えだけどね
人に話したのは
まりあが初めてだな♪・・・』
『え・・・』
それも・・・なんだか衝撃でした
そして同時に思うのです
頼りになって、しっかり者のような
心から尊敬する
優しくて穏やかなその人にも
人知れず流した涙や
苦しみ乗り越えてきた過去があり
未だに向き合い努力し続けている
困難がある・・・と言うことも
『ふふふ・・・さすがに引いたかな?(笑)』
『・・・ううん』
『だから…まりあが
本気で望んで、努力している事を
誰かに後ろめたく思ったり
ひっそりとやることなんて
絶対に違うと僕は思うよ
きっと…みんなだってわかってて
まりあの事を尊敬したり
応援したりしているさ』
それは・・・確かに
一緒に図書館に行けば
ゆったりと好きな小説を読んでいる
スグルさんの横で
眉間にシワを寄せて
治療の情報を漁っては凝視している
そんな私をみて
その本心や執念に
気づくな・・・と言う方が
無理な話かもしれませんが
スグルさんの口から語られる
見抜かれたその心情と
そしてその優しさに
私は…目頭を押さえたくなっていました
スグルさんは微笑んで続けた
『だって・・・
〃みんな違う人間〃だから
違って・・・当然でしょう』
『・・・』
『僕と、まりあだって
んー・・・まず性別が違うし、生まれた年
顔だって違うし、あ!目の色も違う♪
みんな…別々の人間なんだから
自分と違うのは当たり前だよ』
『・・・』
『差別だ、なんだって後ろ向きな
攻撃的な言い方をしたらキリがないよ
みんな違うんだから
認め合って…助け合って
ある種の差別を受け入れて
そうして生きる方が…うんと楽だよ』
それは
スグルさんの生き方そのもの
この人だって・・・きっと
最初から、そんな考えをしていた
そんなことはないのだと思います
当たり前を失って…見えた景色
苦しいことの末に
たどり着いた…見つけた生き方
そして・・・得たもの
それから・・・その優しく綺麗な心
『・・・なんて
僕の勝手な…個人的な考えだけどね
人に話したのは
まりあが初めてだな♪・・・』
『え・・・』
それも・・・なんだか衝撃でした
そして同時に思うのです
頼りになって、しっかり者のような
心から尊敬する
優しくて穏やかなその人にも
人知れず流した涙や
苦しみ乗り越えてきた過去があり
未だに向き合い努力し続けている
困難がある・・・と言うことも
『ふふふ・・・さすがに引いたかな?(笑)』
『・・・ううん』
『だから…まりあが
本気で望んで、努力している事を
誰かに後ろめたく思ったり
ひっそりとやることなんて
絶対に違うと僕は思うよ
きっと…みんなだってわかってて
まりあの事を尊敬したり
応援したりしているさ』
それは・・・確かに
一緒に図書館に行けば
ゆったりと好きな小説を読んでいる
スグルさんの横で
眉間にシワを寄せて
治療の情報を漁っては凝視している
そんな私をみて
その本心や執念に
気づくな・・・と言う方が
無理な話かもしれませんが
スグルさんの口から語られる
見抜かれたその心情と
そしてその優しさに
私は…目頭を押さえたくなっていました