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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第7章 あたらしい・・・〃家族〃

俺がひっくり返したのは

マリアが集めたアモの為の道具やおもちゃ

キレイに整頓されたアモ用の棚







『マジかよ~~・・・』







「!?~~!!!・・・!!!」







せっかくおとなしくなったアモは

突然のデカイ音に

半狂乱になって走り回る








『だぁ~~・・・しゃらくせぇ

~~チビスケ?わりかったな(苦笑)

大丈夫だ。別に死にやしねーよ(笑)』









ガコガコ・・・わさわさ






とりあえずひっくり返した物を

拾い集める






カサ・・・







「・・・?!」









ぴょこっ・・・しゅたたたたたっ








『?!・・・』





ビビって隠れてたアモが

突然駆け寄ってくる









ぴょこっ・・・ぴょこっぴょこっ

ガジガジ・・・ドンガン






アモの異様なまでの突進(?)







俺の手にあったのは・・・







ウサギの絵の付いた






・・・〃おやつ袋〃














『お前・・・コレが欲しいのか?(笑)』











「~~!!!・・・~~!!!」







アモは柵を飛び越えんばかりに

ぴょこぴょこ跳び上がっては

おねだりしている







俺が拾いあげたのは

マリアが時々しつけかなんかで使ったり

ご褒美だとかって

たま~に食べさせている

ドライフルーツかなんかの

ウサギのおやつ








『へぇ・・・(笑)』








カサ・・・っ


ガサガサっ







俺はおやつの包みをわざと振って

音を出して移動した







「~~?!!・・・!!!~~♪」





アモは益々必死こいて

ムキになって俺についてきた






(ちっともなつかない、この俺に(笑))










『~~おもしれぇ(笑)

おいチビスケ?

お前・・・〃音〃でわかるのか?

アモじゃなくて

〃アホ〃だと思ってたけどよ

見た目に似合わず賢いんだな(笑)』








俺はアモの前におやつ袋を見せて

柵の周りを走る






『ふふん♪チビスケ・・・この際だ』















〃餌付け〃してやるか♪・・・(笑)

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