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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第8章 純白の誓い

『んふふふっ・・・』





俺の問いには答えずに




マリアは俺の腕の中で

体を丸めて笑った









『~~・・・なんだよイキナリ(苦笑)?』








『ふふふ・・・~~ううん』







マリアが、ちっこい手で

俺にくっついて甘えてくるからさ









ぎゅ・・・








俺は・・・必然的に

マリアを抱える腕の力を強めた










相変わらず・・・ちっちぇ

マリアの体






(※成長のしようがねぇけどな・・・(笑))











肌がスベスベしてて

色白で

もちっとしててさ




めちゃくちゃ良い匂いがするんだ





ふんわりした・・・女の匂い







何時間抱いてても

ちっとも飽きねぇのな






不思議なくらいに










『あれから・・・・・・』





マリアの小さな声がした







『うん・・・?』








『〃あれから〃・・・

ゆぅちゃん、色んなとこに

連れて行ってくれた・・・』







マリアの声色が

めちゃくちゃ無邪気で




益々・・・ぎゅ~~っと

抱きしめてやりたくなるんだけどさ








〃あれから〃・・・ってのは




もちろん





俺らが再会した

〃あの日〃から・・・ってこと。








『うん・・・~~そうか?』







『んふふ・・・うん♪

夢みたいに楽しくて・・・嬉しかった』








『マリア・・・』










『なんにもない毎日が・・・幸せだよ』










マリアの答えは

いつだって・・・こうだ。








俺には、それが

わかってたんだ









だけどさ・・・

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