テキストサイズ

碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第1章 澄みきった青空

『まりあの事
これからも応援してる…頑張って!

それから…治ったら
もしくは・・・辛かったら

いつでも帰っておいで・・・』






『スグルさん・・・ありがとう』





『お互いに・・・頑張ろう!』




決してはねつけることをせず

励まし、背中を押して

スグルさんは私と固く握手してくれました








私は・・・上京を決意しました









『やっぱりお母さん一緒に行くわよ』




反対・・・とは言わない

けれど

心配だけはせずにいられない



そんな母は、そう言って聞かないのです





『お母さん・・・大丈夫だよ

お母さんがいなかったら

むしろこの家の方が心配よ?

お父さんやマサヒロといてあげて』




私は母の申し出を断りました




だって・・・

一人で生きていけるように

なりたいんだもの




最初から甘えてなんていられません。





そうして、その時を待つ日々で




変わらずに

親しくしてくれていたスグルさん




『いよいよだね、まりあ』




『はい・・・』





リハビリを終えて

お茶なんかしている


そんな時のこと








『ねぇ・・・まりあ?

ぶっちゃけだけど聞いていい?』






『???』















『まりあ・・・

〃好きなやつ〃いるでしょ・・・?』











『・・・』







え・・・・・・?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ