
碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~
第3章 青空と共に・・・流れる雲
キキィ・・・
タクシーが停まったのは
住宅街に建つ
大きめのマンションの前
『足元・・・気をつけろ
ゆっくり・・・ゆっくりだぞマリア』
自然と私の手を引いて
決して急かさず
建物の中に招き入れる
エントランスをくぐって
ピッ…
エレベーターに・・・乗り込む
終始・・・無言
少し話しかけ辛くさえなってくる彼
私の手を握ったまま
上階へ昇る
ここは・・・どこ?
誰の家?
あ・・・彼の家か
ん・・・それにしては
規模が大きいと言うか
なんて考える間もなく
手を引かれ
エレベーターを出て
気付けば戸別ドアの前に・・・
ガチャガチャ…
さくさくと鍵を開ける彼
と言うことはやはり
彼の現在の住まい・・・
ガチャ…
ドアを開け、振り向きもせず
『入って?』とか
そんな事さえ言わず
優人は私を中に引き入れます
〃とりあえず・・・来てほしい〃
その彼の言葉を振り返り
私は特に抗わず
中に脚を踏み入れようとしました
その瞬間・・・
『ユウト~~???』
『・・・』
え・・・?
『帰ったの~~??』
『あ~~・・・』
私の手ははなさず
家の奥からした声に
少しぶっきらぼうに返事をして
靴を脱ぎ捨てる優人・・・
『・・・』
え?・・・え?え?え?
勝手に・・・〃一人住まい〃と
決めつけていた私
『みんないる・・・?』
『え?なぁに~~???』
『父さんもいる?・・・〃母さん〃?』
『・・・』
ちょっと・・・待って?
あの・・・ちょっと
ねぇ・・・これは、なに
つまりは・・・なに?
ちょっと・・・???
・・・ちょっと・・・っ??!
タクシーが停まったのは
住宅街に建つ
大きめのマンションの前
『足元・・・気をつけろ
ゆっくり・・・ゆっくりだぞマリア』
自然と私の手を引いて
決して急かさず
建物の中に招き入れる
エントランスをくぐって
ピッ…
エレベーターに・・・乗り込む
終始・・・無言
少し話しかけ辛くさえなってくる彼
私の手を握ったまま
上階へ昇る
ここは・・・どこ?
誰の家?
あ・・・彼の家か
ん・・・それにしては
規模が大きいと言うか
なんて考える間もなく
手を引かれ
エレベーターを出て
気付けば戸別ドアの前に・・・
ガチャガチャ…
さくさくと鍵を開ける彼
と言うことはやはり
彼の現在の住まい・・・
ガチャ…
ドアを開け、振り向きもせず
『入って?』とか
そんな事さえ言わず
優人は私を中に引き入れます
〃とりあえず・・・来てほしい〃
その彼の言葉を振り返り
私は特に抗わず
中に脚を踏み入れようとしました
その瞬間・・・
『ユウト~~???』
『・・・』
え・・・?
『帰ったの~~??』
『あ~~・・・』
私の手ははなさず
家の奥からした声に
少しぶっきらぼうに返事をして
靴を脱ぎ捨てる優人・・・
『・・・』
え?・・・え?え?え?
勝手に・・・〃一人住まい〃と
決めつけていた私
『みんないる・・・?』
『え?なぁに~~???』
『父さんもいる?・・・〃母さん〃?』
『・・・』
ちょっと・・・待って?
あの・・・ちょっと
ねぇ・・・これは、なに
つまりは・・・なに?
ちょっと・・・???
・・・ちょっと・・・っ??!
