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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第3章 青空と共に・・・流れる雲


『にしても…ゆぅちゃん

とりあえず来い…だなんて
いきなりご実家に行くなんて

驚くじゃない・・・
それに・・・あんな・・・

どうするのよ・・・これから

少しは私の話も…聞いてよ
て言うか・・・言ってよ・・・』






『ふふふ・・・わりぃ(笑)』






『ご両親・・・今頃・・・』




さすがに私は…不安と言うか
心配にばかり駆られていました





『そのへんは・・・大丈夫

とりあえず・・・大丈夫だから』





『こんな・・・突然で

第一・・・対面したは良いけど

私、ゆぅちゃんに

お相手がいたらどうしようって

それくらいに思ったのに』






『ふふ・・・俺も(笑)』






『ウソ・・・あれ、ちっとも

そんな行動じゃなかったじゃんか』





現れたお互いを前に

無我夢中で抱き合い

キスしたことを・・・振り返る






『そっちもな(笑)』








そう・・・頭のどこかでは

思っていても


突然の奇跡に

引き合い…手を取り合った私たち








『もしも・・・お互い相手がいたら?』






『そりゃ今度こそ・・・クソ泥沼だったな?』






『ふふ・・・笑えない』





『笑えるだろ(笑)』





『『あははははは』』









・・・笑える




〃もしも〃・・・〃例えば〃

なんて言って笑えるのは



〃そんな心配がない〃ことがわかってるから




〃そうじゃない〃・・・今だから




笑える





笑ってそんな事が言える





〃私たち〃が・・・。







そんな現実が・・・夢のようでした

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