無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

やっと男の手の力が緩くなり、唇が離れる。



『はぁっ…はぁ…』


(苦…しい…)


ボーッとする頭を必死に働かせ、男を睨む。



『何なの…お前…』


まだ息が上がっているあたしに対して、男は全然平気な顔。



それが無性にイラっとさせ、あたしは拳に力を入れる。


男を殴ろうとして、襟元をつかもうとした。


が…



ガシッ！！


『！？』



振り上げた拳を見事に掴まれ、そのまま勢いよく引き寄せられる。



そしてーーー



チュッ…………ゴクンッ…



(！？…何かを…飲まされた！？)



キスした瞬間、舌でカプセルのようなものを押し込められ、無理やり飲まされた。